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小説

死なずにいてくれ

駅前で出会った妻の恵子に、タバコを買ってくるように頼んで帰宅した矢崎は、何時間も帰ってこない恵子に腹を立てます。しかし恵子は三日経っても戻らず、矢崎は警察に捜索願いを出します。失踪した妻の故郷で知った過去の殺人事件が、矢崎に暗い想像を促し、物語は心理サスペンスの様相を呈します。片岡義男には珍しい、ミステリ色の濃い短編小説です。

『推理ストーリー』一九六八年七月号

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